【日本語新聞選読】第7回:4月14日

皆さん、おはようございます。

新聞選読の授業です。


単語

  •  鎖国(さこく) 江戸時代に中国、オランダ以外との交易や外国への渡航、外国人の入国を禁じた政策。
  • コレラ 霍乱 江戸時代には人がころりと死ぬのでコロリと呼ばれた。
  • 蘭方医 オランダの医術を学んだ医者
  •  スペイン風邪 西班牙感冒

 春秋 4.11

幕末の日本はコレラが断続的に流行した。

鎖国が終わり、外国との交流が増えたことが背景にある。

対策に尽力した一人が適塾(てきじゅく)の創始者で天然痘(てんねんとう)の予防接種(よぼうせっしゅ)を広めた蘭方医、緒方洪庵(おがたこうあん)だ。

患者の処置法に関する書物を短期間で抄訳(しょうやく)し、「虎狼痢治準」(ころりちじゅん)という冊子にした。

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幕府の洋学の研究機関では洋書調所(ようしょしらべどころ)に、コレラなど流行病の感染防止法をまとめたオランダ医師の著書を翻訳させた。「疫毒予防説」の名前で刊行している。

部屋の中の空気の通りを良くし、体や衣類は清潔に保って、適度な運動を心掛けよといった内容だ。日本でも近代的な感染症対策が広がり始めたところであった。

緊急事態宣言を出して新型コロナウイルスの抑え込みに力を入れる今の日本の状況も、当時と重なるところがある。

建物の中では十分な換気が欠かせない。ちょっとした毎日の運動で免疫力を落とさないようにすることも医師が推奨している。

そうした感染防止策の基本は、既に160年ほど前に示されていたといえる。

大正期のスペイン風邪の大流行では政府が、大勢が集まりそうなところには立ち入るなと呼びかけた。

新型コロナ対策でも同じことが叫ばれている。感染が収束後は、ウイルスを押さえる基本動作が世の中から忘れられたようになるのがもどかしい。

学習効果をもっと上げられないかと教育者でもあった緒方洪庵(おがたこうあん)なら言いそうだ。

緒方洪庵(おがたこうあん)

1810年~1863年
江戸時代後期の武士(足守藩士)、医師、蘭学者である。大坂に適塾(大阪大学の前身)を開き、人材を育てた。天然痘治療に貢献し、日本の近代医学の祖といわれる。

 ↓スペイン風邪について 百度百科 西班牙感冒

https://baike.baidu.com/item/%E8%A5%BF%E7%8F%AD%E7%89%99%E6%B5%81%E8%A1%8C%E6%80%A7%E6%84%9F%E5%86%92/10950333?fr=aladdin

↓緊急事態宣言に関するニュース

安倍首相が緊急事態宣言 7都府県対象 効力5月6日まで(4月7日)

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200407/k10012373011000.html


天声人語ドリル

朝日新聞社が出している天声人語を理解するための学生向けドリルをやってみましょう。

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岩手日報

2.3.5番をやってください。

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转载自www.cnblogs.com/nihongo/p/12693753.html