2.3 線形構造と非線形構造
データ構造には、線形構造と非線形構造が含まれます。
2.3.1 線形構造
- 最も一般的に使用されるデータ構造である線形構造は、データ要素間の1 対1 の線形関係によって特徴付けられます。
- 線形構造には 2 つの異なる記憶構造、すなわち、順次記憶構造 (配列)とリンクされた記憶構造 (リンク リスト)があります。逐次的に格納される線形テーブルはシーケンシャルテーブルと呼ばれ、シーケンシャルテーブル内の記憶要素は連続しています。
- リンクされたストレージの線形リストをリンクリストといいますが、リンクリストの記憶要素は必ずしも連続しているわけではなく、要素ノードにはデータ要素と隣接する要素のアドレス情報が格納されます。
- 一般的な線形構造には、配列、キュー、リンク リスト、およびスタックがあります。これについては後で詳しく説明します。
2.3.2 非線形構造
非線形構造には、2 次元配列、多次元配列、一般化テーブル、ツリー構造、グラフ構造が含まれます。